“e-flat”BLOG
e-flat 東平です。
設立10周年記念会でのプレゼンテーションでは、前半に「e-flatがつなげるグループ企業の取組み」について話をいたしました。
e-flatが設立した翌年に東日本大震災がおきました。福島原発の事故は、大きなショックであると同時に、私たちが原子力エネルギーに頼ることの難しさをあらためて教えてくれました。
社会のなかで再生可能エネルギーが見直され、国の政策として翌年、固定価格買取制度が施行されました。e-flatはこれを活用して「サンフラワー プロジェクト」という、今の分譲型太陽光発電事業を本格化させてきました。
メガソーラーになる規模の発電所を小口化して、より多くの方が再生可能エネルギー事業に参加できる、画期的な取り組みだったと思います。
e-flatがつないできたグループ各社には、それぞれにプロフィールがありますが、客様の立場に立ち返った発想から生まれてきた事業ばかりです。
その第一号は e-karat です。
太陽光発電事業に取り組んでいた当初から、お客様の資産である発電所を長く効率よく運用するためには、信頼できる発電所の建設と安定稼働、そして長い期間運転される発電設備の保守メンテナンスが欠かせないと考えていました。
私たちもまた発電所を持つことで、お客様の気持ちを知ることができました。台風や災害があったときは、発電所のパネルが心配になる。時間がたてば、発電所の周りの状況も変わる。近隣の木々が成長してパネルに日が当たらない、あるいは設備が痛むとか。
そう考えると、自分たちの発電所が安定的に稼働していることが何より大事なことで、何年もたっても安心していられる保守メンテナンスが欠かせないと考えてきました。
2015年には、それまで社内で実績を積んできた保守部門を独立させて、野立ての発電設備に特化した保守メンテナンス事業の専門会社としました。それが e-karatです。
また、太陽光発電所の土地を探していると、多くの耕作放棄地があることを再認識しました。e-flatとしても耕作放棄地の有効活用を考えたときに、太陽光発電設備の下で農業を行う、営農型太陽光発電がこの問題の解決になるのではないかと考えました。
そこで、2017年に農業を行うため株式会社e-farmを設立しました。
ソーラーシェアリングというと、農地を借りてそのうえで太陽光発電を盛んに行うイメージを持つ方もいらっしゃいますが、e-farmは違います。
散在する耕作放棄地を再生するため、太陽光発電を行いながらその下で農業を行うことが、より大切だと考えています。今の農業は、人手不足や事業承継の問題が深刻です。それに加えて、昨今の自然災害や天候不良です。
自然と共生しながら営むだけに、もつとも力を入れて農地の再生、農業の活性化をはからなくてはなりません。
こうして生まれる事業は、自ずとそれぞれの事業が紐づけされた拡がりを持ってきます。最終的には、循環型の社会を形成する事業になるよう目指しています。
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もう一つ、e-personという人材採用の事業を紹介しますが、こちらは、あらためて別タイトルでお話しましょう。
今回の事業の繋がりについては、10周年記念会でプレゼンテーションしました「e-flatがつなげるグループ企業の取組み」で詳しくお伝えしています。
e-flatのWebサイトに特設ページを設けまして、そこから各セッションの動画コンテンツをご案内します。12月7日から公開いたしますので、ぜひご覧ください。
特設ページ (12月7日から公開)
下記URLで10周年記念会の動画コンテンツをご案内しています
https://east-flat.com/index.php/special